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サイバー遊民

日々遊んで暮らしたい。

経営者や会社役員はなぜ「オカルト水」にハマるのか?

生活

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 どうもDai5です。

 僕の狭い見識の中での事かもしれないけれど、会社役員や社長は怪しい健康商品やオカルトを信じていることが多い気がします。


その最たるものが水!

 それもどこかの天然水とかいうものではなくて所謂「似非科学」で売られているオカルト水です。

 

「これは良い水なんだよ」

 

 経営者や役員の家、または部屋に行くと必ずこのウォーターサーバーだったり、何十万もする浄水器が置かれていて、僕が「ああ、こいつのところにもあるなあ...」とか思っていると、聞いてもないのに説明をしてきます。

 

 オカルト水について馴染みのない方に向けて説明すると、「マイナスイオン」だとか「体調が良くなる」とか言って、水やたいしたことない浄水器を売る商法……というよりよくわからない商品によって作り出された水です。この商法は昔からあって、多くはアムウェイとかアムウェイっぽい企業が商売しています。

 

 アムウェイが大きく取り上げられてから一時期下火になりましたが、一時期より減っただけで現在もそれなりの数こういう企業はあって、四半世紀ほど生きてりゃ普通に関わることがあります。

 別に浄水器やウォーターサーバーじたいを否定しているわけではなくて、現に僕はヨドバシに売ってる7000円の浄水器を使っています。ご飯を炊くときに塩素臭くないほうが良いというだけですが。水なんてほとんど洗い流すだけで、滅多に飲まないしね。

 ああ、ちなみに塩素を抜いた水を製氷機に入れていると、逆にカビの温床になるので塩素が入っていたほうが良い場合もある。

 

 うちにも一時期、ルームシェアしている同居人の上司に当たる人が「お試しで無料だから、2週間だけおかせてくれ」といって30万円する浄水器を置いていったことがありました。上やサムネに載せている画像がそれです。これ30万ですよ。

 

 この時は、関係がないはずの僕も体調が悪いなか、パンフレットを片手に二時間みっちりと「この水がいかに優れているか、そしていかに水道水が体調に悪影響をおよぼしているか」という説明を受けました。

 

 具体的に何を言われたかというと「この水を使えば、洗濯潜在は買わなくて良くなるし、シャンプーもコンディショナーもいらない!コスパ的にも色々とよくなるよ」とかそんな感じです。

 

 最後には怪我の跡や赤くなっているニキビ跡、体調が悪くてクマがでているのを指して「それも全部治る、僕も悩んでたんだけどね、だいぶ良くなったんだ」とか言い出す始末。コンプレックス商法とかいうやつですね。

 いや、あんたの顔痘痕だらけじゃん!とか思ったけど、一応同居人の顔を立てて黙って聞いていた。

 

「わけのわからない賞」と「似非オカルト」

 

 たいていこういう商品は何かの「権威」が無いと売れません。

 それは「芸能人の誰々が使っている」とか言う「あの人も使っている商法」だったり、「なんとか大賞」だったりします。あと似非科学ですね。

 昔は、「何故か利く」「みるみる体調がよくなったんだって!」ってだけで売れたようですけど、今は誰もが怪しんでかかる時代。なので、格ゲーでいうところの「わからん殺し*」で「科学的には活性酸素を取り除くから体調が良くなるんだ」とかいって売り込むようになりました。

*(コンボのつながり方や、攻撃が上段か下段に繋がるかを知らないと対処できない初心者があっという間にやる気を無くすテクニック)

 

 「わからん殺し」と揶揄したのには理由があって、ちょっと科学をかじった人からするとマイナスイオンが身体に良いといわれて「で、それの何が身体に良いわけ?どういう科学構造や実験結果から言ってんのwwww?ソースは何www?論文とかあんのwww?てか、マイナスイオンの定義ってなんのことをいってんのwwwwwww?負電気をおびた水の微粒子のことww?それとも大気イオンにそういうイオンが存在してんのww?それ、企業が売り出すためにつけた造語って知ってていってんの?ニヤニヤ」と鼻で笑ってしまうようなことを、何の知識もない一般の消費者は「マイナスイオン」というワードだけで「なら身体にいいんだ!」と信じ込んでしまうとからです。

 

 モンドセレクションも同じで、一時期どこかの大企業が「モンドセレクション三年連続受賞」とかいってビールを大きく売り出したらバカ売れしたので、権威のある賞だと思われがちですが、実際にどんな賞か知らない人が多いですよね。

 あれは食品やら健康品やらを審査するベルギーの会社で、ある程度の基準を満たしていればどの製品でも賞がもらえるものです。ましてや水なんて効果はひとまずおいといて、衛生的に問題がなければまずなんらかの賞がもらえるのは間違いありません。

 モンドセレクションは日本では誰もが知っているけれど、国際的にはほぼ無名です。驚くべきことに現在、モンドセレクション出品商品の半数は日本製品であり、うち8割が受賞します。

 まあ、そんな変な賞の名前を借りたりして、売っているわけなんですが、どうして経営者や会社役員はこの「オカルト水」にハマるのでしょう。

いくつかの可能性を考えてみました。


付き合いで買うのか?

 

 一番初めにおもいついたのがこれ。

 経営者や役員にもなると、そこそこ人とのお付き合いも広がってきます。もう僕の比ではないはずです。その中にアムウェイのネズミが一匹紛れ込んでいたとしてもおかしくはありません。

 そうなると、「この人は会社にとって有益だから機嫌を取るために浄水器くらい買ってやるかあ。だいぶ高いけれど、ちょうど浄水器もうちになかったしな」とかいう軽い気分で買うのかもしれません。


お金を使うことで強いプラセボ効果を生み出すためか。

 

 基本的にお金を持っている人間は健康志向が強い。

 それは、健康が仕事に与えるパフォーマンスを左右する事を知っているし、健康とお金が揃ってこそ人は幸せであると知っているからです。なので身体に良いと聞くとたいして疑いもせずに飛びつきます。

 

 僕なら、「それプラセボ効果じゃん」って思ってしまうものでも、彼等からすると「それでも、健康になるんだったら何でも良いんだよ」ってことなのかもしれません。

 

 お金をかければかけたほど、効果がありそうなものですしね。健康になると強く信じ込むことために、彼等は健康にお金を使うのかもしれませんね。


投資的観点か。

 

 マイナスイオンや活性水素水など、今のところは科学的に疑わしいところがいっぱいで、効果があるなんてちゃんとした実験結果は出ていませんが、現在これらはどのような効果が出るか、様々な方面から研究は進められています。

 もしかすると、彼等は効果が出るかもしれないという期待感を持って投資しているかもしれません。

 そして10年後、身体に良いことが証明されたとき、10年前から手を出していた彼等はとても健康的であることは間違いないでしょう。

 

 でも、やっぱり思うのは浄水器とかウォーターサーバーってこういう社長とか役員をばっちし狙って作られた商品ですよね。

 世の中の商品には一般消費者から小銭をかき集める商売と金持ちに高額商品を買わせる商売があるけど、これは後者。

 こういう商売ってコスパ最強でなかなか赤字が出ないから商売的にはうまいなあとか思いつつ、もう二度と関わりたくはないなあと思うこのごろです。

 皆さんも気をつけてね。