突然ですが、皆さんは恐怖症がありますか?
暗所恐怖症や高所恐怖症という恐怖症を持っている人は、結構いるのではないでしょうか?
僕の周りにも何人もいます。
中には、圏外になると急に不安感が襲ってくる「圏外恐怖症」という恐怖症から、文字を見ると過呼吸や嘔吐感がこみ上げてくる「文字恐怖症」という人恐怖症まであるそうです。
僕はというと……風船が恐ろしい!!
休日のショッピングモールや親子連れも参加できるようなイベント会場では必ずといっていいほど配っている風船。幽霊も信じていませんし、暗闇や高いところも別にどうってことない僕ですが、唯一この風船だけが怖くてたまりません。
よく人には「何が怖いの?なんで?」といわれるのですが、僕からするとなぜ怖くないのかが不思議でたまらない。
そんな風船恐怖症について解説していきます。
風船が恐いってどんな感じ?風船恐怖症とは?
一言でいうと「割れそうで割れないものに常に緊張を解けなくってすっごいイライラする」のを通り越して恐怖になってしまっています。
普通に風船がぷかぷか浮いているのなら、まだ笑顔をキープできるくらいには我慢できるのですが、もう子供なんかが粗雑に扱っていたり、ぎゅっと両手で持っていたりすると顔が引きつってその場から離れたくなります。
それが休日のショッピングモールなら、どこへ逃げたところで辺りは風船を持った親子連れであふれかえっているので、もはや四面楚歌状態。
どこへ行こうと無邪気な鬼たちはいたるところから現れ発狂しそうになります。
「風船のゴムの部分を手で持つなと教育しておいてよ!!」
と、キレそうになるほど風船……というより風船と子供という組み合わせが苦手です。
そんな僕の子供時代というと、周りの子供たちが風船をもらって楽しそうにしているので風船が欲しい!でも、怖くて近づけない!!ギイイイイイ!!!というジレンマを抱えて、ただ泣くしかないという阿呆な子でした。
そういえば、前に伊集院光もラジオで、風船が苦手だという話をしていました。どうにも野球で7回が近くになって風船を膨らませ始めると席を立ちたくなるんだとか。
確かに風船が怖い人からしたらこれはちょっときつい。
偶然の共通点だなあと思っていたのですが、次の週の伊集院のラジオで「風船が恐い」というリスナー達がかなりの数いたようで、コメントのメールがたくさん来ているという話がありました。
風船恐怖症というのは、かなり特異な恐怖症だと思っていたのですが、どうやら思ったより少なくないようです。
どうして風船が怖いのか
僕もそうであるように、たいていの人は幼少時のトラウマのようです。
僕は近くで急にバン!と破裂音がして驚かされることに酷くストレスを感じ、割れるかもしれないという緊張感が転じて恐怖になっているようです。もちろん、近くで風船が割れたからといって実際にはそれほどたいして驚くことはありません。
しかし、小さい頃に呼吸が止まるくらい驚いたのでしょう。 いや、もしかすると小さい頃、風船をもったおじさんについて行ってひどい目にあったのかもしれません。とにもかくにも、小さいころに何かがあり、それ以来風船に対して割れても驚かないようにと常に意識して身構えているので、どうやらそれがストレスになっているようです。
だから、風船が割れそうな状態にあると常に意識はそこに向かって集中してしまいます。正確に言うと「割れそうな状態を保ちつつある不安定な風船に」です。本当にこの割れそうで割れないという緊張感を持たなければいけないことが辛いのです。
子供と風船の組み合わせが最も怖い
よく芸人の罰ゲームで「膨らみ続ける風船」みたいなのがありますが、あれは最終的に割れるとわかっているので、もしやってもそれほど恐怖心を感じないと思います。それに対して子供が持っている「割るか、割れないか」というよくわからない境界線上にある風船はとにかく怖い。
本人が悪意を持って割ろうとしているのが見てとれたならもっと平気だろうと思います。なぜならそれは「割れる風船」だからで、芸人の風船と同じだからです。逆に紐のついた風船で、ぷかぷかと浮ぶように持っている風船は、よほどのことがない限り「割れない風船」なので結構怖いですが、まあギリギリ我慢できます。
しかし、子供が持っていると我慢できなくなるほど、怖ろしく感じてしまいます。
子供本人は無邪気そのもので、割りたいわけではないけれど、扱いが雑なので割るかもしれない。
だけど、普通にしていれば割れないかもしれない。
この極めて不安定な状態にある風船にはとにかく意識がひきつけられる。人と話していても9割がそちらを意識してなんだか胃が少し重いような目の奥が重いようなそんな感覚に襲われるのです。
あと、風船をこすったりしたときに出るぎゅっぎゅという音もとにかく怖い風船を見つけるといつも思うことは、爪楊枝でさして早く割って安心してしまいたいということです。
あ、イベント会場などで子供たちの風船を割ってまわっている「風船割りおじさん」がいたら発狂した僕だと思ってください。憐みはいりません。その時は通報して僕を止めてあげてください。そうして、もう二度とこんな悲劇が起きないよう、何があっても割れない防弾、防刃の風船を開発してください。それだけが僕の願いです。
大島優子も風船が苦手らしい
風船恐怖症と検索すると、候補のワードに何故か大島優子が出てきます。
調べてみると、彼女もまた風船が死ぬほど苦手だそうで、風船を使ったリハで泣いてしまった事もあるそうです。
この動画を見ていても、結構僕にはきついです。心臓が痛い。ロシアンルーネットみたいな、割れるか割れないか分からない不安定な状態とか無理です。
あと耳の横につけるのもきつい。髪の毛が刺さって割れないかとか、何か別の要因で割れるんじゃないかとか、とにかくそんな事ばかり考えてしまいます。
風船恐怖症の改善方法
まあ、別に生活に支障があったり、パニックを起こすほど嫌いというわけではないのですが、できれば克服したいものです。というわけで、克服方法を調べてみました。
バルーンアートなどで風船になれる
まず風船が苦手な人は自分から風船に近づいたり触ったりはしないものです。何より、苦手意識ばかりが先行してしまっているケースがかなりあるようです。だから、無理にでもバルーンアートになんかに挑戦して風船というものになれると良いみたいです。
子供がいると喜びますしね。
風船を自分で割る
これも上と同じく、風船の破裂音に慣れるための訓練です。想像上の風船ってかなり大きな音なのですが、案外割ってみるとそこまで驚くような音でもないんですよね。そういう認識想像の差をうめるということもできます。
カウンセリングを受けてみる
思い切ってカウンセリングを受けてみるという手もあるようです。「風船でそこまでしなくてもなあ」と思っているので僕も行くことはありませんが、真剣に悩んでいる方はプロの方にまかせてみるのが良いでしょう。
おすすめの一時しのぎ方法は、イヤホンをすること
ちなみに僕はショッピングモール内では必ずイヤホンをして、音楽を少し大きめのボリュームにして歩いています。
すると、音が遮断されるので、割れても全く大丈夫!という精神状態になるため結構平気です。
割れても割れなくても音がしないですからね。
試してみてください。