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印刷業界のブラックな現状と働きにくい7つの理由。転職先に向いている仕事とは?

昔関わっていた印刷業界について説明します。

印刷業界はブラックと呼ばれるところが多いように思えますが、いろいろ転職した後になって考えるとブラック系の会社は多いように思えます。僕のいた会社はそこまででもありませんでしたが、業界全体として紙媒体の広告は結構労働時間が長いです。

ただ、その分給料が良いところは多いです。

僕は案外働いていて印刷業界は専門的な特殊なスキルが必要で、職人向けな部分があって好きでした。ダイエット目的で始めたボクシングがどうしてもプロのリングに立ってみたいという理由で転職しましたが、多少労働時間が長くても広告をやるうえで面白さみたいなのはありました。

ただ、すべての人がそういうわけでもなく、離職率や体を壊してしまう人の確立も高いように思えます。

印刷業界に就職を考えている人は、一度チェックしてみてください。

①斜陽産業

まず、印刷業界の現状について説明します。

印刷業界にはいくつか種類がありますが、すごく大まかに分けると誰でも安価にチラシなどを作れる、業界で言うところのネットプリント屋さん(「ラクスル」や「プリントパック」みたいな激安印刷会社)と、企業間の商業印刷物をメインに取扱う印刷会社があります(「大日本印刷」や「凸版印刷」はこっち)。そして、一般的にはこちらの後者を印刷会社と言います。

前者は安さを売りにし、とりあえず質はどうでも良いので安価に印刷できるということで、需要としてはかなりあります。業績も上の二つはかなり伸びています。まあ斜陽ではないものの、この業界も長時間労働です。

後者は僕のいた会社です。大日本や凸版や共同、日写なんかといった大きな会社はたくさんあります。大きな企業の業績としてはどこもプラスのところが多いです。

あれ、斜陽産業じゃなかったの?と不思議に思うかもしれませんが、利益が伸びているのはほとんどデジタルサイネージの開発やら印刷分野から新たに派生した産業ばかりで、大日本印刷なんてマレーシアの方にフィルムだかなんだかを売る事業を拡大させて利益を伸ばしており、あとはソーラーパネル事業とか、ペットボトルを作っていたりと色々あるので、純粋な印刷の売り上げはというと、年々縮小傾向にあります。

さて、大企業ならまだそれだけ色々と事業を分散させてリスクヘッジができていますが、それが中小企業になるとどうでしょう。

当然愚直に印刷で勝負するしかあるませんね。3Dプリンタとか入れて頑張ってみたりしているところもあるようですが、付け焼き刃にもほどがあるレベルです。ほぼ受注もありませんし儲かりません。そもそも需要がありません。

印刷業界の市場規模の約半分は大日本印刷と凸版印刷で、あとの4割を図書印刷、共同印刷といった第二グループが占め、あとの残り一割が中小企業です。そして、この中小企業の数は星の数ほど無数にあり、皆分け隔てなく下り坂を転がり落ちるように売り上げを減らしています。

その中小企業を圧迫している原因になったのが、最初に述べたネットプリントの台頭とインターネット広告の拡大です。

ネットプリントの売りはなんといっても、そんなに悪いというほど悪いわけてはない質の激安プリントと、素早い見積もりにあります。

激安プリント会社の台頭

とにかく安いんですよ。ええ、2~3倍は違います。ネットプリントで3万円だと、普通に印刷会社に見積もりをだして貰うと7~10万くらいするんです。場合によっては10倍くらい違うこともあります。というか僕がその高いほうの見積もりをだす方だったんですけどね。

加えて見積もりの素早さ、透明さもネットプリントの完全に勝ちです。たいてい「見積もりお願いします」と印刷会社の営業にメールを送ると、早くてその日の夜から翌日。普通はかったるいのでやる気が出るまで何日か寝かせます。

その上、新規で継続しそうにないから高く、とかお得意様だから安くとか、営業による不透明な裁量見積もりになります。梱包とかのオプションも勝手につけます。納期も余裕をもってちょっと長めにもらいます。急ぐようならちょっと値段を高くします。

その点ネットプリントなら、ウェブ上から自分で見積もりを素早く出せるし、いらないオプションも外すことができます。なので、簡単な案件の多くはネットプリントに流れてしまいました。残ったのは縁故の付き合い仕事と、50P以上はあるデカ物冊子に大企業やデザイナーのこだわりが強い印刷物です。

こだわりの強い印刷物や大企業様の印刷物は特に数が多く、輪転機でもインクジェットだとしても色校正の数を3~4回はやります。とにかく色調管理に厳しいのです。

色校正といっても聞きなれないかもしれませんが、要するに印刷物の色を見るテスト刷りです。通常の印刷物はデザイナーが広告代理店の人やらクライアントに無理難題を言われ、寝不足の中作り上げた通りの色では出てきません。商品の青の色がくすんでいたり、発色がたりなかったり、モニターであわせた色とは全く違うのです。

なので、印刷して色がくすんでいたら、フォトショップでモニター上の彩度をあげるなど、色の掛け合わせを印刷用の掛け合わせに調整していかなければいけません。モニターを見て「めっちゃ彩度高くてビカビカやん!目が痛いわ!なんやこの色!」と思っても印刷すると彩度がかなり落ちて理想の色になったりします。色をみてフォトショで修正してすり出し、また色を見てフォトショで修正してすり出し、という行程を何度か繰り返して色をイメージに近づけていくのです。

また、50ページ以上の冊子などになると、面付けを任せるのが恐いので、多少金額が高くてもちゃんとした印刷会社に投げる人が多いです。製本方法によっては50頁を超えてくると、面付けがかなり複雑になってくるので、これはかなり知識とノウハウのある長年印刷をやっている人間でないと任せられません。

とまあ、こんな感じの仕事になるのですが、この仕事も稼げなくなってきています。まあ媒体が多様化しているので、印刷物にかけるお金が相対的に減ってきているという理由もありますが、各会社から値引き要請が2~3年に一度はあって一度下がるともう絶対に上がらないので、どんどん安売りしているというのが現状です。印刷業界も生き残りたい企業が溢れていますしね。

「では、今後御社とのお付き合いは考えさせてもらいます」

の言葉をたくみに利用すれば、値段は毎年下がり放題です。

インターネット広告の拡大

サイバーエージェント インターネット広告 より

僕が印刷業界にいたのは2015年ごろまでですが、2018年ではいよいよインターネット広告はテレビ広告に追いつくほど市場規模が拡大しています。印刷物である雑誌はもちろんのこと、このグラフに乗っていないポスターや他の販促物など、印刷を必要とする広告宣伝費が印刷を必要としないインターネットのほうに流れていってしまっているからです。本とかも電子書籍などが出てきましたしね。

②だいたい長時間ブラック企業

ええ、ほぼブラックです。

僕のいたところはかなりマシでしたが、それでも続くときは連日タクシーで家に帰って3~4時間休んだらすぐまた会社みたいな時期もありました。ちなみに僕の職場は古い中小企業で僕が担当していた事業は某巨大印刷会社の下請けでした。

まず、その巨大企業自体がブラックなので、下請けの僕も当然道連れブラックになるのですが、その巨大印刷企業が印刷物を引き受けているクライアントも、皆様にはブラック企業でおなじみの日本一の某アパレル会社なので、やっぱりブラック。どうしても真黒になるのは避けられない感じでした。

巨大アパレル(ブラック)→巨大印刷会社(ブラック)→僕(当然ブラック化

という感じです。あと、間に入っている広告代理店もブラックですしね。

そもそも、その某巨大印刷会社の営業さんの働き方がすごかった。

土曜日の出社はあたりまえ。

(→「御社は、土曜日も出れますか?」と僕に言ってくるし)

「残業が多いから今日は休日を取ってて会社にはいられないんです」といってタイムカードを切らずに外で仕事をしている。

僕ら下請けの仕事も管理しているので、僕らが終わるまで帰れない。

超体育会系の企業なので、先輩が後輩に仕事を押し付けまくる。でも営業成績は先輩のもの。

まあ、超大企業なのでお給料はすっごく良いですけどね。

ただ、僕はやりたいことがある以上この働き方をするのは無理でした。家に帰ってお酒を飲んでテレビをみるという生活を続けていたのですが、このまま何物にもなれない自分がとにかくいやでたまりませんでした。19時から20時には家に帰って、会社ではなく自分の目標のためのことをやる。ずっとそう思っていた矢先にボクシングと出会ったのですが、結局そのままプロとしてやってみたいというのが目標となり、プロになる以上こういう働き方はできないと思って退職しました。

「でも、仕事のない中小企業なら帰りは早いんでしょ?」

って思う方がいるかもしれませんが、そんなことはありません。印刷とはほぼ製品が出来上がる最終工程です。例えば最初に決められた納期が1ヶ月あったとして、デザインや打ち合わせなどの中で誰かが「まだ余裕あるしなー」って2~3日寝かすだけで、そのしわ寄せは全て印刷の工程に来るのです。

見積もりと日程はかなり前に出すのに実際には全くその通りになりません。それも至急確認をしないといけないのに代理店の人間が行方不明でつかまらないとか、そんなつまらない理由で待ちをくらって深夜遅くまで残っているということがよくあります。

とにかく最後の方の行程である印刷データの作成は急げ!急げ!です。色の修正をして、アウトラインで印刷用のPDFを作成して、時間もカツカツで朝から印刷機を回して日付が変わった夜も印刷機を回しっぱなしです。それから梱包発送にまでつながなくちゃいけない営業も死ぬほど大変です。基本的に営業は印刷に立ち会いますしね。とりあえず一通り面倒をみなきゃいけないわけです。

おまけに、中小で儲かってないから給料もヤバイところが多いです。僕のところは特別給料は良い方でしたが、ほとんどの印刷系はしんどい給料だと聞きます。

というか、基本的に商業印刷って電通やら博報堂やらの巨大広告会社が絡んでくるものなので、彼等も日付とか終電とか関係なく仕事をしている人が多く、あいつらに合わせていると下請けは基本的にブラック化するんですよね。

③ネットプリントもブラック

冒頭にも書きましたがネットプリントもブラック企業です。

ラクスルはちょっと特殊で印刷機を持たないブローカーなのでよくわかりません。従来の印刷会社の印刷機の稼働率が50%以下であるなら、印刷機が遊んでいる時間を利用して安く刷ってしまおうというビジネスモデルの会社なのです。たしか代表も外資系コンサル出身の人だったはずです。

まあ代表的な例を見るとプリントパックはまさにブラックそのものです。ブラックの中のブラック。リッチブラックです。死亡事故も起こしていますしね。

まあ、ブラックが気になるならこのあたりを参照ください。

プリントパックで印刷機に挟まれて死亡した人も、配属して一ヶ月半たたないうちにメインで輪転機をガシャガシャまわしてたらしいですしね。輪転機ってそんなもんじゃねーだろ。半年は研修しろよ。まあ、それだけオペレーターっていうのは印刷業界には少ないんですよ。僕もそうでしたけど、印刷会社ってほとんど営業ですからね。

まず、人手が少ない×24時間の職業は基本的にヤバイと思ったほうが良いです。

④基本的にはやりたい仕事には就けない

はい、やりたい仕事があって就職したはずなのに気が付けばわけのわからない営業をやっていたとか、良くある話です。

まず大企業では社員が5~6万とかいます。そして様々な仕事がある上、全国に支社やグループ会社があるのでよくあちこちへ飛びますし、昔ながらな封建的な嫌らしい働き方なので、結婚して守るべきものが出来たら(=会社を辞められなくなったら)使い勝手がよくなるので、びゅんびゅんあちこちへ飛ぶということも平気でやります。

大企業では、書籍が好きだから出版社と取引のある部署なんかへ希望を出していてもまず通りません。
デザインを希望して入ったのに生産管理部で外注の伝票を切っている人もいましたし、現場のオペレーターだったのに営業をしている人もいて、希望に沿っている人をみたことがありません。

まあどこの大企業でもそうですけど、組織が大きくなるとそこにある一人の人間の感情なんて完全に無視されて、組織の都合のために生きなければならなくなります。

僕がいたところでも、僕は出版社とつながりがあるから入ったのに、結局ブラックアパレルの仕事をやっていましたし。

仕事が途中から生きがいになるっていうのは、人生の中で全然アリだと思いますけど、最初から叶わないと知っていて入るのはちょっとオススメできません。叶うまで何十年かかるか分かりませんしね。

⑤古い会社が多く封建的。若手の活躍の場が少ない

僕が辞める原因になった一番の理由です。

忙しい人は肩で息をしながらずっと神経をとがらせっぱなしで働いているのにもかかわらず、暇な人はなにもありません。特に若手はね。僕も一時期仕事のすごい時期があって、鬱になりかけましたが、仕事の量が減ってからはまだそれがマシだったと思えるくらい暇で鬱になりました。

暇って辛いんですよ。

でもね、暇でも帰れないんですよ。

上のエントリでも書いたんですけど、色々あって暇なのに待ちで全然帰らせてくれない。やることも待つこともないのに「待ち」です。上司が一区切りつけるまで待ちなんですよ。

印刷会社って古くて封建的な会社がほとんどで、年功序列で若手が活躍できない会社がほとんどです。上司は若手に仕事をあまりまかせませんし、振りません。全部自分で抱えてしまう人が結構います。まあこれは会社と人格によりますがね。でも体制的になのか印刷会社にはそんな人が多い気がします。

これが辛くって辛くって。時間がぴったり決まってるなら何かやったり色々考えられるんですけどね、「あーいつ終わるんだこれ…かんべんしてくれ…」って思いながら一日に2~3時間も終わりの見えない耐久レースをやらされると精神はあっというまに消耗します。印刷業界って待ちがとにかくありますよ。

⑥とにかく待ちの多い印刷業界

現場から修正が上がってこなくて待ち。

代理店の人間が行方不明で待ち。

印刷立会いの時の刷り出しの待ち。

クライアントが捕まらなくて待ち。

原稿が入ってこなくて待ち。

上司の顔色を伺って待ち。

修正指示を後で飛ばすってクライアントが言ったまま、修正指示がこないので待ち。

なお追っかけても、担当者はつかまらず。待ち。

担当者が会議に入って待ち。

担当者が「上に確認してきます」と案件を握ったまま戻らず2~3時間待ち。

代理店の人が飲みに行って待ち。

「色見本の現品用意できません。おそらくもうちょっとで……」で待ち。

とにかく待ち待ち待ち待ち。どこから耐久レースがはじまるか、わかりません。常に耐久レースのスタートラインはそこいらにあるのです。

「あーはやくしろよ。いつまで待たせんだよ」

って心の中で叫びを押し殺すのが日に何度あることやら。

この押し殺した叫びがストレスになって、身体の中に毒素として溜まる感じがするんですよ。続けばしだいにやる気というか活気というものがなくなって目が死にます。達観してぼーっとすることも多くなるんですよね。少しずつですけど。ほんの少しずつです。やられていくんですね人間ってやつは。

僕は早いうちに逃げる事にしました。

⑦印刷業界は目標もなく流れでくる人間が多い

本当にそもそもの話、どこをどう間違って印刷の仕事を選んでしまったのか。

……ってそんな人が本当に多い。

だから、バリバリ働きながら輝いていて広告業界みたいに「うわー人生楽しい!」なんて人は滅多にいない。皆神経尖らしてイライラしているか、やる気なく鬱っぽくなるか。二極しかない。

僕が若手として入って仕事の途中で先輩が言ってきた言葉も

「お隣の家は、昼四時には仕事が終わってるみたいなんだ。まあその分朝が早いみたいなんだけどね。でもアサヒのビール工場で大企業だし、ちゃんと交代制で時間もしっかり区切られているみたい。ああ、俺がまだ君くらい若ければ、もうちょっと違う働き方とか人生があったのになあ」

でした。遠い目をして長時間労働を恨んでいました。

やめたくても年齢で転職も厳しくなっていく中、彼の言葉をきいて早くも僕は「長くはいられないなあ」と思っていました。

というか、「僕は印刷業界でこれを実現したくてやってきたんだ!」って人に会った事ありませんしね。

「大企業だから」とか「給料が良いから」とか「前に務めていた会社が印刷の手伝いをしていたから」とかまあなんとなく流れで印刷業界に来る人がほとんどなんですよ。僕もそう。ハロワでテキトーに探して「お、ここ給料がいいじゃん!出版社とも取引あるし」からの流れ。

あと、会社内や取引先の大手印刷会社の人間に「将来こんな人になりたいなあ」って憧れたり理想とするような人がいなかったんですよね。逆にみんな真面目だけど、疲れて結構辛そうに仕事をしているときのほうが多くて「こんな風にはなりたくないなあ」と思うことのほうが多かった。将来そうなる未来しか見えず結構絶望していましたね。

僕も焦って就職したものの、働き出してから就職率はどんどんよくなったり、転職しやすくもなり、外へ目を向けると自由だったり面白そうな職が沢山あることに気が付きました。

まあ、長くなりましたが、できるだけ人生楽しみたいって人は印刷業界には進まないほうが良いです。

僕のいたところはこの話ほどではなく、それなりに良いところが多くて会社自体としては好きでしたが、業界全体としてはかなりブラックです。

転職先として向いている業界は

印刷業界から転職した僕の経験。そして、同じ印刷業界の人間が向かっていった先をご紹介します。
職歴をどんなタイプの職に生かせるのか参考にしてみてください。

営業の場合

営業経験や実績があれば、ある程度どんな営業にも行きやすいです。
IT系とも相性が良く、20代の若手だとIT系に行く人も多いのが印刷系の営業です。

広告代理店

営業の場合、ほとんどの人が向かうのは広告代理店です。

大体の営業はクライアントである広告代理店からお仕事をもらっているので、なんとなくクライアントの仕事内容もわかっているし、広告業界へ転職が本当に多い。また広告代理店自体に印刷に知見のある人間が少ないということもあり、意外とアピールポイントにもなります。
僕自身もその経験を生かして代理店で働いたし、1年後に辞めた後輩も広告代理店に転職しました。

マーケ部(マーケター)

次に多いのはメーカーのマーケ部など、出稿を担当するマーケターではないでしょうか。
マーケターは代理店にお仕事をお願いする側で、言い換えると広告代理店のクライアントです。印刷業の下流行程からするとずいぶんと上流工程にいる神のような存在です。こちらは広告代理店からの転職も多いですが、ポテンシャル採用しているところもあるので、広告の知識が一通りあって、後は現場で学びたい!みたいな人は結構オススメです。
僕も代理店の後のお仕事として、マーケ部で出稿担当のお仕事をしたことがあり、代理店から食事に誘われたりと結構な接待をうけたこともあり、まあそういう力関係なんだなといろいろ理解しました。

IT営業

IT営業はポテンシャル採用が多いので、実績とやる気があれば未経験でも採用されます。
商材は様々で、サーバーシステムだったり、SEOページだったり、Web広告だったり。
Web系だと、テレビや雑誌などと違ってCVRやCTRなど一通りWeb広告の知識が必要です。

ちなみに僕はデジタル系の広告代理店へ就職しました。
業界最大手の広告代理店にも行けますよ。電通とか博報堂とか。

僕は内定は貰いましたが、趣味に費やす時間がないので断りました。

広告代理店やIT系の転職にはマイナビエージェントがおすすめです!

オペレーターの場合

同じ印刷業界への転職

オペレーターの場合は本当に同じ印刷業界に転職している人が多いです。
まあ、印刷オペレーターのスキルって印刷オペレーターでしか使わないですしね。

印刷オペレーターがブラック化する一番の理由はとにかく技師が少ないということです。ですので、中小こそ採用がうまく進まず一人あたりのオペレーターへの負荷が大きいのです。ですので転職をするオペレーターの多くは人が多く、交代制が充実している大企業を目指す場合が多いです。
20代の若い方であれば、今のスキルを切り捨てて全く違う職種に就く人もいます。

営業やWebディレクター

営業のほうに行く人も多いみたいですが、次いで多いのがWebディレクションなどの制作に向かう人が多いようです。
色調管理や細かい管理がオペレーターには求められるので、向いている……という進め方でエージェントの人は相手の人事のほうにプッシュしてくれるみたいです。

まあ僕もかなりおおざっぱな方ですが、細かい管理とかできる人って案外少なくってめちゃくちゃ重宝されるので。

 

IT系楽しいのでオススメ

僕は印刷業界の後は、SEOをメインにWeb広告に携わるという職に転職しました。まあ、その会社は糞すぎて何も言えなかったんだけど、次の会社はゲーム会社のインハウス広告代理店。

仕事は向き不向きはあるのだろうけど、基本的にIT系はロジカルな考え方が蔓延しているので、物事をすべて理詰めで考える考え方と理詰めの資料作成技術が身についた。

何より良いなと感じたのは、人。

若い会社というのもあって、普通に毎晩クラブで遊びまくってるパリピがいたりして新鮮だったのと自分より若い男の子が、マネージャーとしてバリバリ働いていた。

将来こうなりたいというビジョンにあてはまりそうな人も何人かいたりして、そういう人達と飲んで話を聞くのが楽しい。

特に若い人が印刷業界に入ると、印刷会社の平均年齢って毎年上がっていて今41歳とかだったりするので、本当の意味で話が合って心が落ち着ける、素の自分が出せる年齢が近い人が周りにいなくなる。僕が入社したとき僕24歳なのに、僕の次に若い人35歳だったからね。

働いているときはそういうのは全然気にならなかったんだけど、転職先でそういうの人が周りにでき始めると、気が置ける人っていうのか、一緒にテンションをあげられる人、学校のクラスみたいに「今Twitterで流行ってるあれしってる?」みたいなのを気兼ねなく話して同じような意見で共感できる人って本当に大事なんだと思った。働きやすさが本当に違うんだよね。

だから、特に若い人ほど早めに行動して、自分に働きやすい環境を求めてみるのが良いと思います。
とりあえず転職ならエージェントを使ってみるのがお勧めです。エージェントの方がそれぞれの働き方やキャリアプラン、人生設計まで相談に乗ってくれます。
なんだったら恋愛相談とかまでできますw

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