ライフハック

日本製ソイレントCompとは?本家ソイレントと飲み比べしてきた。

突然ですが完全食というものが気になっています。近年ではソイレントが話題を集めていますよね。

ソイレントというと近年話題にもなっている完全栄養食です。水で溶いた粉を呑むだけ。それだけで、後は何を口にしなくても人間が一日に必要な栄養素を全て摂取できるという未来の食品です。最近は生産体制をアップしたしたことと、ボトルに入ったver2.0が出たことでも話題になりました。

<ver2.0 >

Soylent 2.0: Use Less. Do More. from Soylent on Vimeo.

それでもソイレントの生産体制は間に合っておらず、米国内でさえ1ヶ月の出荷待ち。日本になると、代行輸入業者を通して4~6ヶ月は待たされるというのが現状です。

しかも、輸入なので日本で買おうとした場合は一食あたり1800円とかなり馬鹿らしい金額になっています。

市販の食品からソイレントを作る、「DIYソイレント」というサイトもあり、日本で試してみたい人の大半はそこで公開されているレシピを元に自作しているようです。しかし、それらの食品を集めるとなると、初期出費が1.5~2万ほどかかりますし、公開されているレシピは欧米人向けのもの。

そこで、日本人向けの栄養を考え、日本からの生産でローコストに完全栄養食を普及させようと開発されたのが、Compです。

少し前の話になりますが、「日米ソイレントランチ会」という面白そうなイベントを発見したので参加してきました。

Soylent vs Comp(Xinada)

というわけで、Comp(Xinada)を本家Soylentとどう違うのか、飲み比べてみる会が開かれました。

*この頃はXinadaという商品で、改良されてCompになる前の試作品でした。

僕がこのイベントに参加したのは、最近栄養の事で悩んでいたからです。

仕事とジムで毎日帰りが遅く、夜は専らコンビニに頼りっきりな生活を送っているので、栄養バランスは偏りまくりです。

まあ四半世紀以上もこのボディとも付き合ってきているので、「この栄養素が足りなくなったら、こんな症状が出る」みたいなことはだいたい分かっています。具体的に言うと、野菜が足りないと左足が軽くしびれ、鉄分が足りないと睡眠を十分にとっていてもパンダみたいなクマができます。息切れも早いです。

僕が完全栄養食に求めているもの。

  1. 朝は時間もないし、面倒くさいので完全栄養食に切り替えたい。
  2. 夜は帰りが遅いので、コンビニ飯をやめて完全栄養食に切り替えたい。
  3. 食費を浮かせたい。
  4. 全てを補えるとは思わないが、今は完全に不足している栄養素があるので半分くらいは補いたい。
  5. 食事にかかる時間を減らしたい。

とまあ、不摂生を補うためには、栄養を考えた料理をしないとダメなんですけど、どうしても帰る時間が遅いし、時間的にもそんな余裕がないので切り替えられるところだけでも手軽に栄養を取れる方法を模索していたら、ソイレントに行き着き、日本初の完全栄養食を謳ったComp(Xinada)にたどり着いたのでした。

f:id:dai5m:20160106011326j:plain

こちらは本家ソイレント(ver1.3)です。

f:id:dai5m:20160106011442j:plain

1パックが一日分なんですね。ごっそり全部入れます。

奥で作っているのがComp(Xinada)です。

f:id:dai5m:20160106011543j:plain

100円ショップに売っている麦茶とかを作る水出しポットで作っています。

f:id:dai5m:20160106011611j:plain

粉を入れたら並々と水を注ぎます。

f:id:dai5m:20160106011649j:plain

小瓶に入っているのはブレンドされたオイルです。人間の身体には油が必要ですからね。

ver1.3のソイレントにはキャノーラ油と魚油が主に使われているそうです。ver2.0からは藻類油に変更になっています。

f:id:dai5m:20160106011730j:plain

Compにも同様に植物油などを使います。

あとはひたすらシェイクすれば、完成!

f:id:dai5m:20160106011758j:plain

左がソイレントで右がComp(Xinada)です。

味や空腹感

ソイレントの味は、昔のプロテインのようでした。粉っぽくてドロドロとした濃いプロテインを飲んでいるようです。最近のバニラ味やバナナ味のように美味しくはないです。僕はプロテイン慣れしているので、飲みなれた味でした。

一方で、Comp(Xinada)の方は粉っぽさがなく、ソイレントより味は甘めでした。レモン風味です。魚油の風味を消すために使っている香料のせいのようでした。味はカキ氷を食べていると最後に容器の底に溜まるシロップのようでした。

一口目の飲みやすさは断然Comp(Xinada)なのですが、二杯目からはソイレントのほうが飲みやすく感じました。というのも、この独特のカキ氷のシロップのような味がけっこう胃をムカつかせます。開発者の鈴木さんいわく「まだまだこれから改善が必要ですね」とのことでした。

 この頃僕が飲んだ「Xinada」から現在のCompになり恐らく飲みにくさはだいぶ改良されたと思いますので、実際に製品版が届いたら味についてはまたレビューを書こうと思います。

空腹感

完全栄養食を食事の中に取り入れるにあたって最も気になるところは、正直空腹感はどうなんだ!?ということです。

これは思いのほか空腹感はなくなります。成分には即時に血糖値に働きかけて満腹中枢を満たす成分と、あとから分解されてじわじわと血糖値をあげていく成分とで調整されているそうです。

満腹感こそはありませんでしたが、ちょっと帰りにラーメンでも食べて帰ろうかと思っていたのですが、ちょっと食べたい気分ではなくなっていたのでやめました。

Comp開発の経緯

開発者の鈴木優太さんは、完全食を自作するwikiというサイトで自作完全食(ソイレント,soylent)のレシピを公開している人です。

この自作レシピを作るための初期投資の高さもあり、個人での作成は少しハードルが高いということもあって、なんとか1週間分などパッケージ化して出せないだろうかというところから開発が始まりました。

鈴木優太さん

東京理科大学にて化学を修めた後、東京大学にて博士(薬学)を取得。 現在、医薬化学系メーカーにて、医薬品などの大量生産についての研究業務に従事。

という結構すごいプロフィールをお持ちの方で、ソイレントで公開されているレシピを参考にしたり、栄養についての論文などを読んで研究を重ねて、改良に改良を重ねてどうにかCompの販売にまで到ったそうです。

また、医薬品関係の人ですので、個人では入手しづらい成分などを使うことによってコストパフォーマンスを改善させることにも成功しています。

f:id:dai5m:20160106013210p:plain

今後のCompに期待!!

鈴木さんは会社を退職され、完全栄養食の普及を目指した会社を立ち上げるようです。Compの公式サイトの準備も整ってきているようです。

現在Compはクラウドファンディングで資金を募っています。

様々なコースがありますが、僕は1万円のコースで支援しました。

10万円コースは流石に口に合わなかったことを考えるとこわいw

f:id:dai5m:20160106014922j:plain

今日の時点でもう資金は集まっているようですが、1月末まで支援できるみたいです。

製品が届くのが楽しみ!

また、アスリートなどは必要なカロリーの摂取量が大きく異なってくるため、ダイエット向けやアスリート向けなどのパッケージも今後研究して販売していきたいとのことでした。

口に合って体の調子もよさそうならしばらく続けてみようと思います。

期待ですね!

おすすめ記事

-ライフハック

© 2023 monobox