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イマイチ流行ってない?それでも僕が電子書籍を使う理由

皆さんは電子書籍を使っていますか?

日本ではあまり定着していないといわれながら、年々市場規模が拡大している電子書籍。
2014年度の電子書籍市場規模は前年比35%増の1,266億円で2018年には3000億を超えるだろうと言われています。

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koboだとかKindlePaperといった電子書籍専用端末も話題になりましたが、やっぱりタブレットやスマホで使う人が圧倒的に多いようです。

しかし、自分の身の回りを見てみると、電子書籍を定期的に利用している人はおろか、使ったことがあるという人自体が少ないように感じます。

使わない人たちの意見をまとめてみると

  • やっぱり紙の方がすき。(さわり心地とか)
  • 面倒くさい(アプリなど整理が面倒くさそう)
  • 買ったという実感がないので
  • なんとなく使う気にはなれない

ということらしいです。

僕もNexus7を購入したのを機に電子書籍を利用し始めたのだが、それまでは電子書籍を使おうとは全く思いませんでした。
まあ、スマホもIS04というauが稀に出すハズレ機種をつかまされ、ほとんどのアプリがおもうように動かないという理由もありましたが。

だけど、実際に利用してみると意外に便利でした。
というより、なぜ電子書籍と紙の本を一緒に考えていたのかが不思議になってしまいました。

電子書籍と紙の本を使い分ける

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僕は電子書籍を使うということは、紙の媒体を捨てる事だと思っていました。

実際に電子書籍を利用し始めてわかったことは、紙の書籍もやっぱり買うということです。

僕もそこそこに本が好きな人間なので、やはり紙へのこだわりはあって、喫茶店で珈琲を片手に本のページをめくる感覚は至福の一つでもあります。やっぱりそういうのは電子書籍では得られません。

インテリアとして飾っておきたい本だとか、集めている好きな小説家の本だったり、何かこだわりを持っているものは『実際の物』として手元に置いておきたいので、好きな作家の本は発売日を楽しみにして書店で買っています。

あと、書店めぐりも好きですしね。書店に行くきっかけがなくなるのは人生における楽しみの一つを失うことにもなります。

僕の傾向としては、好きな小説や漫画や雑誌、勉強用の本などは書店で買っており、ちょっと見てみたいってくらいの本は電子書籍で買っています。

『ちょっと見てみたいくらいの本』

こういう本は買っても一回読んで情報として消費するだけで、二回目を読むことはめったにありません。
これを紙の書籍で買っていたときは、一回読むと本棚に並べず、面白い情報とかがあればたまにスクラップしてメモを添えてあとはダンボールの中に再び封印でした。ダンボールの中がいっぱいになったらブックオフに引き取ってもらいます。

しかし、こういった本を電子書籍で購入するようになってからは、二回目、三回目と読むようになりました。アプリを起動して目につくと「たまには読んでみようか」と思うからです。もちろん読まない本もありますが。

やっぱり、どこにでも持ち運べるっていう気軽さと、タップするだけで本が開く手軽さは大きいですね。
改めて考えてみたときに、一度本棚やダンボールなんかに入れてしまった本っていうのは、もう一度取り出して「よし、今日はこれを読もう!」っていう風には、なかなかなりません。
なぜかリビングに転がっている雑誌とかってのはすごく手軽に読みやすいのにね。

なんだかんだいって一度しまわれてしまった本というのは、手軽さとか気軽さってのが失われるのです。

その点電子書籍はリビングに転がっている雑誌同様、気軽に読むことができます。
僕の場合はほとんど移動中の電車の中で読んでいることが多いです。僕のルートは地下鉄で電波が入らないところが多くてほんと重宝しています。

無料の本がある

期間限定で無料にしている漫画が多く、かなり暇つぶしになります。
何年か前だと『ブラックジャックによろしく』が全巻無料化したことで話題になりましたね。

 

0円。他にも期間限定で100円セールや50%OFFなど手軽に買えるサービスが多いです。

マンガなども最近はあまり本棚に並べなくなったので、ほとんど電子書籍で買っています。ジョジョくらいですかね買って本棚に並べているのは。

それと、小説や漫画など連載物は一回買うと次が出るまで体力が続かないので、そのまま忘れるということが多いのですが、電子書籍だとアプリのトップページで「最新刊が出てますよ」とか告知してくれるので忘れずに買い続けることができます。

プラットフォーム問題

さて、まあ色々とメリットはあげたらキリがないのですが、もちろんデメリットも存在します。

一番問題視されているのはやはりプラットフォームの問題でしょう。

プラットフォーム問題とは「どのサービスで電子書籍を購入するか」ということです。

「kindle」「ebookjapan」「honto」などなど電子書籍を提供しているサービスは沢山ありますが、それぞれのサービスで購入したものはそのサービス内でしか使えません。

つまりはhontoで購入した電子書籍をkindleで読み込ませることはできないということで、さらにいえば「honto」というサービスが終了してしまえばそこで購入した電子書籍は全て読めなくなってしまいます。

YAMADAが電子書籍から撤退してやらかしたのは記憶にも新しいですよね。

プラットフォームはどこがいいの?

上記のプラットフォーム問題があるので、プラットフォームは絶対に撤退しないようなできるだけ大きいところが良い。

一応僕はkindleとBookLiveを使っています。

 BookLiveは文字系(小説とか)に強いですからね。

しかし、最近はKindleに大きく傾いています。というのも、Bookliveはかなりサービスはいいし、auやTutayaとも提携していてポイントとかおいしいし、僕としては使い続けていきたいサービスではあるんだケド……

BookLive(ブックライブ)売上12億円、純損失40億円の赤字。

というか、日本の電子書籍業界のほとんどは赤字経営です。

ほとんどが黒字になるその日まで母体となる会社に支えてもらってるのが現状です。ちなみにBookliveの母体は凸版印刷です。日本最大規模の印刷会社なので、本の分野に関しては他のプラットフォームより強いし、まず潰れることはないのでしょうが思ったより赤字の額が多くてびっくりしています。

3000億市場になる見込みなのでいつかは黒字転換するんだろうけど……。

一応数少ない黒字経営と名言しているサービスはRenta!とebookくらいでしょうかね。

ebookはもう10年も続いているので、それなりに本の数も多いです。僕は最初に使ったのがBookliveで、アプリ内の本棚にもかなり本がたまって、もうかなり引き返せないところにまできているので、ずるずると使っているのですが、今から使うならKindleもしくはebookあたりをオススメしたい。

僕が電子書籍を使う理由

僕は創作物の執筆時に参考書として多くの本を持ち歩くので、外で作業をしたときには、こういう電子書籍が便利に感じています。
今まではカフェとかで執筆しようとしたとき、ノートPCと参考書を5~6冊鞄の中に入れていたのですが、最近は電子書籍で済ませられるようになりました。もちろん何冊か本を持ち歩く事もあります。

それと、「おっ!この本読んでみたいなー」って思ったときにKindleなどでポチって気軽にすぐ読めるようになったので、そのときの熱を忘れないまま本を読むことができます。

というのも僕が本を積んでしまう理由の大半はこれにあります。

書店に行って「お!読んでみたいなー」ってすぐに買った本は積まないのだが、ネットとかで見てamazonで注文した本とかはとにかく熱を失いやすい。

届いた時には「あーまた今度読もう」って思ってしまってしばらく積んだままになってしまうからです。
それに、そのまま忘れたり「まあいっか」となって本屋にいっても買わなかったりすることが多いので。やっぱり熱があるうちに読まないとね!なので、そういった本への機会損失というのが少なくなった気がします。

僕は本へのこだわりがあるので、電子書籍を今まで使ってきませんでした。
しかし、使い始めてから「内容を消費するだけの本」を電子書籍に変えたことで、捨てる本を無くすことができ、そういった本の読み返しが気軽に出来るようになりました。

そんな経験から、本にこだわりがある人こそ、僕は電子書籍を使ってみてほしいと思います。

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