37歳で世界旅行に行きたい。
趣味でボクシングをやっているのですが、ボクシングの選手生命は網膜剥離など選手生命にかかわる大きな怪我がないかぎりは、36歳まで続けることができます。チャンピオンになれば無制限に続けられるらしいのですが、どうやらそこまで才能はなさそうです。
ジムの先輩にボクシングを10年以上続けている日本・東洋ランカーがいます。彼は一度もボクシングキャリアを中断することもなく、さらにはサラリーマンとしてもバリバリ働いています。たいてい、ランカー程になるとサラリーマンの数はぐっと減って、アルバイトや親などに生活の面倒を見てもらっている人が多くなります。そんな先輩も今年で33歳です。
「俺、ボクシングキャリアが終わったらどうなるんだろう」
10年以上も毎日走り込み、勝つためにひたすら酷使し続けてきた肉体。毎日限界まで追い込んできた精神がある日を境に急にその必要性がなくなるという不安を時々先輩が漏らします。
僕はボクシングを始める前、朝から夜まで仕事をしてから帰ってソファに腰を下ろすと、だらだらとテレビを見て趣味であるブログや小説・脚本の執筆も何もしたくないという、仕事以外に何の生産意欲もない人間になってしまっていました。ひとまず疲れ切った精神をすっきりさせるために食べることと寝ることが趣味というくだらない人間です。そんな生活と運動不足でなんとなく通い始めたボクシングジムで打ち込める趣味を見つけて本当に良かったと思います。
そんな話をすると、「あーくだらない生活。でも、たぶん俺もそうなるんだろうなあ。セカンドキャリアを何か考えないとなー」と嘆きます。
僕は大きな怪我や「もう苦しい練習はしたくない」と心が折れない限りは10年ほどボクシングを楽しみたいと思っています。もちろん晩年には試合数はぐっと減らすと思いますが、36まで続けていきたいと思っています。そのあとは何をしたいかというと、旅がしたいと思っています。
小さい頃からの夢だったんですよね。世界旅行。
昔憧れたRPGの主人公のように、世界をさすらい異文化に触れて日常とは遠いものを体験できると思うと逸る胸を押さえられません。長い旅の途中にはどんなことが待ち受けているのか。旅の最果てには何があるのか。知りたいことは沢山あります。
100のリストにも書いてあるように、達成すべき僕の目標の一つです。
定年後に考えない
本当は学生のうちにお金を貯めておいて、就職活動を一年間保留してから行くべきだったのでしょう。しかし、当時はバイトをしてもカツカツという貧困大学生だったので貯金もなく、すぐに就職をしました。そうすると、次のチャンスはいつなのでしょう。
会社には「世界旅行なんてものは定年後にするべきだ」という人を多く見かけます。しかし、定年後に本当に世界を周れるのかといえばそれは疑問です。
まず、気力や体力がないことに加え、稼ぐ力を失った後で退職金として渡されたお金は死ぬまでに少しずつ消費していかなければならない虎の子の財産です。簡単にポンと使えるようなものでもないはずです。
その時の経済状況なんて分からないので、もしかすると超円安で1ドルが150円になっている可能性もあります。物価や医療費、税金は間違いなく高騰しているでしょう。もしかすると、まったく予想だにしない別の原因で断念することになるかもしれません。それどころか生きているかも分かりませんし。
だれも数十年先のことなんて分からないのです。
10年前、ガラケーがスマートフォンになって生活の必需品になるなんて誰も予想していなかったように。
なにより、世界を周って感じたことを後々活かしていきたいので、それを目標のゴールとして達成感を感じるだけに終わりたくないのです。
旅立ちの日を決める
先の事は分からないので、自分が見通せる範囲で旅立ちの日を決めます。はじめに、旅立つ日を決めておけば、そこに向かって逆算して一本筋で準備をすることができるからです。
もちろん、その時の状況によって予定がずれ込むことはあるでしょう。しかし、いつになるか分からない日の為に準備するより、
「もうこの日に行くぞ!」って今から準備する方がワクワクするじゃありませんか。
僕は現在26歳で、36歳まではプロの舞台でボクシングを楽しみたいと考えているので、37歳の誕生日を出発の日と考えています。4月1日生まれなので、新入生、新社会人が学校や会社に通い始めるシーズンに逆行して旅立つというのは、なかなか皮肉な話ではないでしょうか。
旅の資金を準備する
世界一周をしたブログをいくつか読んでみました。
・チェカマメロディ「徹底解説:世界一周旅行にかかる予算・費用はズバリこのぐらい」
この方は準備と旅費で300万円くらいあれば、贅沢な旅ができると言っています。
・WORLD Moment「世界一周旅行の旅費」
夫婦で世界一周をして300万円くらい
・TABING「27カ国11ヶ月の世界一周旅行にかかった総費用は意外に・・・」
探してみると色々ありますが、一人の場合だとだいたい300万円ほどあるとそこそこ贅沢な旅ができるようですね。みなさん結構リッチなのか書いていないブログが多いようでしたが、帰ってきたあとの費用を考えて貯金をしていかなければいけません。
なんせ部屋探し、職探し(?)までしなければならないので、余裕を持って半年間はゆっくりと職探しをできるくらいの貯金をしておきたいところです。
職探し、内定、採用まで半年はかかるでしょう。贅沢をしなければ+200万円くらいかな?
そして何か合った時の為の虎の子の100万円。なにせ6年もかけるのですから、準備は万全に越したことはありません。
総計600万を10年間で貯金しておけば何の心配もなく旅立つことができるでしょう。
10年で600万円貯金する。
単純に割ると1年で60万円です。
365日で割ると、1643yen/dayです。
何も高いものを買わなければ楽に貯まりますが、PCを買い替えたりハイエンドギターを買ったり免許を取ったりしなければいけないので、初年度に1年で60万は無理そうですが、後半の2~3年で副業などが伸びればなんとかならない金額でもなさそうです。
資格やスキルなどお金を稼ぐ方法を身につける。
37歳の誕生日から1年間ほど旅行するとなると、38からの再就職となります。
そうなると、即戦力での再就職となりますので、なんらかのスキルが必要となります。
目に見える資格や実績を10年間のうちに積んでおく必要があります。
・WEBライター
何かしらライティング業を生業にしたいと考えているので、今のうちにライティング技術の向上や繋がりなどを作っておく必要がありそうです。それに海外でも仕事がもらえて今の半分ほどでも良いので稼げる状況を作っておきたいですね。ひとまずWEBライターをやってみようかと思います。
・アフィリエイター
健康ノウハウマスターの同僚がいくので、一緒にメンズ健康美容系のアフィサイトを作ろうかと思っています。アフィリエイトサイトなら一年くらい放置しても大丈夫ですし、最悪同僚に一年まかせます。まあ軌道に乗るかは知りませんが。
英語を勉強する
たまに英語の小説なんかを原文で読んだりするので、読むことだけはできるのですがそれ以外が全くできません。
全く会話ができないのも困るので、日常会話くらいの英語ができるように勉強する必要がありそうです。それとも10年後には、同時翻訳アプリみたいなのがあって言語の壁は低くなっているのでしょうかね。
2~3回は海外旅行に行ってみる
まだ台湾にしか行ったことがありません。
10年間頑張る
モチベーションを保ち続ける。まあボクシングに明け暮れているとあっという間の10年のような気がしますけど。
と、10年前に心がけるのはこれくらいですかね。
予防接種や保険などはまた時期が近づいてから、改めて記事にしたいと思います。
また来年同じような記事で、新たに気がついたことや、準備の進歩具合などを報告しようと思います。
それでは。