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勇者になれなかった僕はボクシングをはじめました

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「あなたは勇者なの。旅立ちなさい」
16歳の誕生日、アリアハンのとある家族の一例のように、何の前触れもなく大きなイベントがもたらされるのではないかと、にわかに期待を膨らませていたのを昨日の事のように思い出す。そんな僕も誕生日を迎え、ついに26歳になったのだった。

結局、バラモスを倒すこともゾーマを討ち滅ぼすこともなく普通の会社員になった僕は、剣も魔法もないリスク管理の行き届いた会社と、海を渡ったりラーミアの背中に乗ったりすることもない平坦な生活の中にいた。そんな中、運動不足がきっかけでボクシングジムに通うようになったのだった。

大学を卒業してから数年が経ち、まったく運動のない生活に僕の体系は増加の一途を辿っていた。割り箸を擬人化したような儚くも切ないマイボディは、気がつけば豊潤な中年のソレ一歩手前にまできていた。
かつての紅顔の美少年の面影はどこに求めようもない。具体的な数字をあげてしまうと59kgが67kgになっていた。

「ここ3年ほどで身長が2cm伸びたので、体重が増えるのはいたしかたない」

そう自分に言い聞かせるのにもそろそろ限界がきていた。これは気合を入れて引き締めねばならぬ。

ボクシング楽しい

健康会員として週に1~2回通うはずであったジムには、気がつけば週に4~5で足しげく通うようになっていた。

「良い汗かいた」

ああ、なんて中年サラリーマンに馴染む言葉なのだろうか。

そんな良い汁を出すうち、体力がついて長く動けるようになること、パンチのキレが上がっていくこと、いろんなコンビネーションを覚えていけること、サンドバッグがリズムよく打てるようになっていくこと、などなど技術の向上が楽しくなっていった。

ボコボコにされる

しかし、楽しいだけがスポーツではない。健康会員からいつの間にかプロアマの中に混ざって練習するようになっていた僕は、ある日スパーリングでボコボコにされた。

悔しい。

普段、起伏の少ない生活の中で動いた久しぶりの感情のような気がした。この一戦をきっかけに、もっと機敏な動きや手をだされない場所に移動しながら打つなどを考えるようになった。

それと、良い感じのを顔面に何発かもらったので、1週間近くちょっとふわふわとしていた。説明しにくいですが、なんだか言葉がうまく出てこない気がした。

これがパンチドランカーというやつで、一生これが続くのだろうか。もしかして、僕自身気が付いていないだけでちょっと言動とか輪島さんみたいになっているんじゃないだろうか!!

僕は関根勤がやる輪島さんのモノマネを頭に思い浮かべて戦慄した。

一週間で治ったが本当に良かった。

でも、やっぱり壊れてしまう人はたまにいるそうなので、集中力は切らしちゃいけないなあと痛感した。

ライセンスほしい

せっかくやっているのですから、プロライセンスがほしい。

何か目標がほしい。やっている以上は。

そんな気軽な思いが、地獄のボクシング生活の入り口だった…。

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