回線・WIFI

デメリットだらけ!ポケットwifiをおすすめしない理由【無制限なんてない】

以前もポケット回線についての記事をかいたことがあります。というのも僕は2回ほどポケットwifiを契約して使っていたことがあります。

しかし、環境や時代が変わって今の時代って完全にポケットwifiを使うメリットはなくなりました。今こんなものを契約するメリットはないので間違って契約したりしないようにと注意喚起の記事になります。

ポケットWifiは使うメリットがほとんどない。完全に中途半端

結論から言うとポケットwifiでできることはスマートフォンのテザリングですべて賄えます。

ではポケットwifiの使い道についてを解説していきます。

ポイント

  • 移動先でパソコン・スマートフォンをインターネットに接続できる
  • データ通信料金の節約
  • 家でのメイン回線として使う

はい、これですが「データ通信料金の節約」以外はすべてテザリングでできます。

では、それを理解するためにまずはポケットwifiについてを理解しましょう。

ポケットwifiの仕組み テザリングとどう違うの?

ポケットwifiとテザリングはほとんど同じです。

テザリングとはスマートフォンのSIMで管理している通信をwifiやbluetoothで他の端末に飛ばすことができる技術です。

ポケットwifiもこれと同じです。

というのも、ポケットwifiにもSIMを刺しているからです。それで基地局からの電波を受信できる状態にしそれをwifiやbluetoothで端末に飛ばします。

図解してみるとこんな感じです。

つまりテザリングができるスマートフォンはポケットwifiの上位互換です。

僕も一時期、ポケットwifiを家の光回線と併用契約して外で作業できるようにしていましたし、家の光回線すらもったいないと思ってそれから光回線を解約してポケットwifiをメイン回線として使っている時がありました。確かにできるっちゃできるんですが、今の時代ちょっと賢くないんですよね。

それはなぜか。

スマホの通信大容量時代が来たからです。

そう、昔は通信制限7GBが一般的なキャリアのプランでした。7GBを超えると追加で購入するか、あとはずっと128kbpsで月末まで暮らすしかありません。7GBを超えないようにうまく家のwifiや出先でフリーのwifiを駆使しながらいかに通信容量を節約できるか?という時代だったのです。出先でテザリングをしたり家でテザリングをして他端末につないでいたら1日で7GBなんて消費してしまいます。あとの日数はインターネットがないに等しい暮らしが待っています。

でも今は、通信容量が無制限のプランもでてきました。それに容量を使い切っても128kbpsではなく1Mbps制限にまで引き上げられているところも多くなってきています。それだったら何とか使えますよね。

ドコモの5Gプレミアやauの使い放題MAXプラン、ソフトバンクのメリハリ無制限などですね。

引用:https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2102/19/news122.html

こういったほとんど無制限に近いプランが登場したことにより、ちょっとwifiにつないだ程度では月の容量を気にする必要がなくなりました。(後述しますが、ただし完全に無制限のプランはありません)

つまり月6000円ほどキャリアのプランで払っておけばポケットwifiを契約する必要はなくなるわけです。

だいたいポケットwifiの料金が3000円~4500円ほどかと思います。もしスマホの料金とポケットwifiを合わせて6000円以上になるようならスマホのプラン一択に絞るのがおすすめです。

というか完全に無駄金なので絞りましょう。

データ通信料金の節約ならメリットはある

だいたい割引なしで6580円。

格安SIMのMVNOなら5000円ほどで無制限プランが見つかると思います。(おすすめは後述します。)

割引サービスを適用した1GB未満の料金は3キャリアともに1980円ですが、格安SIMならOCNモバイルなど770円など1000円以下で使えます。楽天だと1G未満無料ですw

仮にこの1G未満のプランを契約し3500円ほどのポケットwifiを契約したとします。

すると、キャリアの場合だと3500円-1980円でおよそ1500円ほどの節約。格安SIMで1000円ほどのプランの場合は毎月2000円ほどの節約になります。

ポケットwifi+格安プランが向いている人

  • オンラインゲームをしたりしない回線の安定性を求めない人
  • NETFLIXなどで映画を大量に見たり、Youtubeで動画を大量に見たりしない人
  • 大量のダウンロードを行わない人
  • 一人暮らしで通信料を節約したい人

この条件に当てはまる人は最低料金プラン+ポケットwifiを使うというメリットはあります。

ただしこれを行う場合のデメリットはめちゃくちゃあります。

ポケットwifi+格安プランのデメリット

  • ポケットwifiの充電がなくなると終わる/充電を忘れると終わる
  • なのでモバイルバッテリー+ポケットwifi+端末というセットは必須
  • 回線は安定しない
  • 制限がかかったり急に遅くなったりする
  • 無制限なんて正直ない(月100GBが目安)

なので、1日1~2時間映画が見れて、本当にそこそこネットが使えれば良い。という方にしかおすすめできません。

実際、僕一人だったらそこそこ良かったのですが、人が来たりしてwifiに繋いだらしょっちゅう通信制限に引っかかってドラマを続けてみたくても見れないとかありました。あと彼女が家にきてNETFLIXを見始めるとほかの通信が遅くなるとか。よく「こっちで仕事をしているから切ってくれ!」とケンカしたりしましたw

僕は考えた結果、スマホは楽天モバイルで家は光回線ということにしました。1年無料期間は4月で使い切ってしまったので2980円(税別)と光回線3,800円で6780円が月の通信料です。ただし、これもデメリットがあって旅先やちょっとマイナーな地域に行くと圏外になったりします。まあau回線が月5G使えるのでそれほど気になりませんが。

機種やオプションによってはテザリングができない人も

テザリングですが、スマートフォンにもともとテザリング機能がついていない場合と、キャリアのプランの中に含まれていない場合があるので注意してください。

テザリングに対応していない古いキャリアの機種

これに関してはここ数年に発売された機種はすべてテザリングができる機種なのですが、一部キャリアで購入した2016年以前のスマホはAPNロック問題というものがあり格安SIMなどに移動して使うときにその端末からはテザリングができないという問題があります。さすがに2016年頃の端末であれば、最新の機種に買い替えた方が良いと思うのでここはもう買い替えましょう。

ポイント

ドコモ版 Android 機で公式テザリングをONにすると、通常、接続先APNが強制的にテザリング専用APN「dcmtrg.ne.jp」へと切り替わる仕様となっています。

しかし、この「dcmtrg.ne.jp」はドコモ契約のSIMでしか繋がらない APN のため、「ドコモのAndroid端末に MVNO の SIM を挿すと公式テザリングが使えない」原因となっていました。

オプションや非対応の格安SIMも

プランによってはテザリングオプションをつけないとテザリングができないキャリアとかあります。

auとかsoftbankとかそうですね。メニューによって金をとられるプランととられないプランがあるのでチェックしてみましょう。

格安SIMだと対応していないサービスもあるみたいです。

YモバイルやOCNモバイルや楽天モバイルなどは無料で使うことができます。一応格安SIMを選ぶときはテザリングの制限や料金などについて確認しておきましょう。

無制限なんてない。ポケットWifiの真実

よく無制限をうたっているポケットwifiがありますが、家の固定回線ほど自由に無制限で使えるかといったらそうではありません。

スマホもモバイルwifiも使いすぎたら制限がかかります。まあよくあるこういうやつですね。

  • 直近3日換算で通信料が多い場合
  • ドコモの設備に影響を与える通信を行っていると判断された場合
  • ドコモが指定する特定のコンテンツやアプリの利用(大量通信が確認された場合)

まとめるとこんな場合は通信制限が入るということです。

で、実は光の固定回線などにもこういった規約はあって、P2Pを使った大容量ダウンロードなどを行った場合は制限がかかることもあるのですが、正直3日で500G以上使っても問題なかったのでほとんど帯域制限はないと思って大丈夫です。しかし、スマートフォン・ポケットwifiは違います。モバイル回線では、帯域が狭いため、制限をかけなければ、安定したインターネットが供給できないという理由があるからです。

ちなみにPS4のタイトルとか多いやつだと200Gとかあるので、ポケットwifi程度の回線だといつになってもゲームを始められませんw

今のところdocomoの5Gギガホプレミアが一番無制限に近いので、一人暮らしなら光回線の代わりにはなると思います。

さて、ここからモバイルwifiの話になります。

モバイルwifiもスマホプランと同じで「キャリア(キャリア子会社)」「キャリアから回線を借りている会社」に分かれます。そして、「キャリアから回線を借りている会社」こういった会社で無制限ということは絶対にありません。

そして、値段にもよりますが利益のでるラインはだいたい100Gです。

space wifiというポケットwifiを使った時の話

以前僕はスペースwifiというところと契約していました。引っ越しの時に光回線を引くまでのつなぎとして使っていたポケットwifiです。解約料金がないのという理由と制限がないということで選びました。

月間通信制限なしと明記していますが、あります。それが100Gです。

 

このときの僕の通信料は半端じゃありませんでした。というのも引っ越してからというもの、彼女が毎日のように居座り居候化してしまいこのポケットwifiの容量を使いまくる。こっちはリモートワークをしつつNETFLIXを常時流している状態。それをこれ一本でまかなっていました。当然1日の使用量は6G越え。3日目には128kbpsに制限がかかりました。

そうして1日で速度は回復。また使いまくるという生活です。

その後はそうやって制限と解除を繰り返し100Gを突破したところで、異変が起きました。速度が何日まっても復活しないのです。だいたい18日目で100Gを超えて制限がかかりました。その後はサポートセンターに鬼メールです。本当はサポートセンターに電話したかったのですが、コスト削減のためなのかメールしか受け付けていませんでした。そしてそのメールの返事が遅い遅い。3日くらい後に超マニュアル文章がくるだけです。だから電話でやりたいんだよ。

で、3日たとうが1週間たとうが全くスピードは上がりません。あれ、3日で10Gじゃなかったっけ?何日たとうがポケットwifiの端末に表示されている月に使った容量は100Gのまま微動だにしません。

WiMAX端末:3日間で10GBを超える大量通信が発生した場合、翌日の一部時間帯のみ速度が制限されます。

どうしたこれ!全然嘘じゃん!

そこで気が付きました。「あ、これ100Gが損益分岐点」なんだなと。

仕組みとしては、使っていない回線10Mbpsの帯域あたり50~60万円くらいで借りているのですが、これにユーザーをたくさん接続させればさせるほど速度や安定度は落ちていきます。

そして安定して不満なく(多少の不満はありますが)実際に運用できる範囲として、一人あたり月100Gに収まるくらいの接続に抑える必要があるということです。それ以上の速度で多くの人が繋げてしまうと、安定した運用ができなくなり、さらに帯域を借りてコストが増大してしまいます。

思えば同業他社でも3日で10Gとうたっているところが多いのも3日で10G使えば、1ユーザー当たり30日で90G~100G想定くらいになる。同価格帯のポケットwifiは制限なしと書いてあるところ以外はこぞって100G制限と書いてあることからも、おそらく業界的にも1ユーザーあたり100Gくらいにしておくのがスタンダードなのだろうと。そこまで気が付いたわけです。

まあ仕組みを考えればそうですよね。

こういった

つまり、ポケットwifiに本当の無制限なんてないってことです。だったら基地局を持つキャリアはどうなのかというと、キャリア側も使われすぎると帯域のパンクとそれに対応するための基地局の増設やメンテナンス費、人件費がふくれあがるだけなので正直ある程度のところで制限をかけておかざるを得ないというのが本音です。

PS4のcall of duty black ops cold warが200Gとかなので、こういうのをダウンロードする人は家庭回線以外にありません。

結局今の技術と帯域の込み具合だと、みんながモバイル回線を使うと帯域がパンクするので使えないというのが結論になります。

僕は正直無制限と書いてあるものの方が怖いと思います。だったら月の上限200Gとかってわかっているものを契約したほうが良いです。だっていつ遅くなるかもわからないものを使い続けるって怖くないですか?リモートワーク中に128kbps制限になったときは本当に困りました。なので無制限プランに加入したとしても、月100Gを超えるような通信を行う人は、向いていないわけですね。この100Gってどれくらいかって言うと、だいたい僕がスマホだけで月50~60Gくらい使います。スマホだけですからね。それでテレビでネットフリックスを流して、PCでyoutube流しながら作業とかすると100Gなんて7日で使い切ります。

彼女とかがくると、こいつがとぼけた顔をしてこの回線にただ乗りしてくるわけですよ。すぐ200Gとか行きます。なので、モバイルwifiとかテザリング回線は固定回線のかわりにはなりません。世の中では「100ギガは映画450時間分、音楽が何万時間聞けます!」とかっていうのをうたっていたりするんですが、騙されてはいけません。それだけがインターネットではありません。

さっきも紹介しましたが、ゲームのダウンロード販売とか最近は10Gとか20Gは当たり前です。他にも音楽をする人。「初音ミク」のボーカロイドのソフトだいたい最低6Gくらい。ギターやドラムなどの打ち込みサンプリング音源も30ギガとかは当たり前。動画をやる人の動画素材、エフェクトセットとかSEセットとか、ものすごい容量をくいます。100Gとか一日で使います。

なので家は本当に光回線を引くべきです。動画をみたりちょっとした仕事くらいしか使わないんだという人はテザリングで十分ですが。

おすすめのポケットwifi!節約するならこれ

1G未満+ポケットwifiで節約する人向け。ポケットwifiのおすすめです。基本この二つのどちらかですね。あとはどこも似たようなものです。

値段で選ぶならmugen wifi、速度や安定度で選ぶならWIMAXですね。

WIMAX(Broad) 月4413円

3か月間2999円、2年後から4413円です。

基本制限なし(3日で10G制限)程度であれば、安定して使える回線です。やはり基地局を持っているWIMAXは強いですね。僕が契約した時は広島に行くと全くつながらないというありさまでしたが、最近はよほど辺鄙な場所に行かないかぎりはほとんどどこでも使えます。

かつて、メイン回線として使っていましたが、現状だと首都圏+楽天回線には勝てないので首都圏はやはり楽天一択です。

Mugen WiFi 月3,718円

月額が3,718円で100GBと最安級の価格設定でありつつも、キャッシュバックが10,000円とお得なポケットwifiです。

なんといってもお試しで30日使えるのが最大のポイントです。気に入らなければ契約はなかったことにできます。とりあえずお試しで使ってみるというのが大事なので、思う存分使ってみてください。

おすすめポケットwifiと組み合わせるなら格安SIM

さて、上記での述べた通り節約家の人は1G未満+ポケットwifiというのは、容量もある程度使えるうえに通品費用も月4000円~5000円に抑えられるので回線節約になると思います。通常だと、どうしても固定回線含めるとスマホと合わせて6000円~1万円になってしまうので。

楽天モバイル 1G未満:無料

やはりその点でいうと楽天モバイルが最強です。1G未満無料ですからw 正確には格安SIMではなくauなどと同じキャリアと呼ばれる基地局を持っている会社です。

これに勝てるサービスはないと思います。つまり、かかるのはモバイルwifiの料金だけです。さらに通常の使い放題回線でも1年無料キャンペーンは終わってしまいましたが、引き続き3か月無料キャンペーンが開始されました。なのでポケットwifi+格安SIMという節約術の前に楽天使い放題プランのテザリングで生活ができるかというテストもできるわけです。できるなら、その場合料金は2980円のみ。そして3か月は無料。これが最強すぎます。

解約金などもなく、気に入らなければすぐに他社に乗り換えもできます。

BIGLOBEモバイル 1G未満:700円

2位はBIGLOBEモバイルです。これは楽天モバイルがの楽天通信範囲が圏外の方へおすすめです。というのも楽天は楽天の基地局がまだ東京や大阪など首都圏以外ではほとんど使えない状態です。

このBIGLOBEモバイルは1年間700円で1年後から980円になります。

さらに+280円を払えばエンタメフリープランとしてYouTube/Apple Musi/Spotify/ABEMA/U-NEXTなどのカウントがフリー(使い放題)になります。(ただしyoutubeは画質320p制限)

また速度に関してもBIGLOBEは常に回線安定度上位をキープしているので、繋がりにくくなるなどがないので、格安SIMとして人気があります。

通常音声SIMプランを使うと思うのですが、音声SIMプランは12か月の解約縛りがあります。ですが解約金1000円(税別)なので気にしないで解約しましょう。

LinksMate 1G未満:737円

聞いたことがない会社かもしれませんが、サイゲームスの関連会社です。

メリットとしては月の料金が安いことと、+550円でSNS/AbemaTV/niconico/U-NEXT/AWA/グランブルーファンタジー、荒野行動、モンスターストライク、アイドルマスターシンデレラガールズなどの通信が90%OFFになります。つまり、10G分を1Gで行えるということです。解約手数料は期限に関係なく3300円です。

なんだかんだ首都圏は楽天がおすすめ

はい、先ほどから楽天を結構プッシュしていますが、首都圏に家があれば最強です。デメリットは「遠出した時に楽天回線が使えず5G分のau回線のみになってしまう点」「対応端末が少ないこと」ですが、回線の心配をせずに2980円で使えるのはめっちゃお得です。

まあ、田舎に住めばいいものを、わざわざ高いところに住んでいるメリットではありますね。

僕は光回線を契約するまでは、楽天回線のテザリング一本で暮らしていました。ただ、動画やゲームをやるのと、大きなダウンロードコンテンツはやはり負担がかかる点、あと僕が家を離れると家で勝手にテザリングでつなげてNETFLIXを見ている彼女が「スマホを置いていけ」とうるさいので固定回線を契約しました。スマホをもってコンビニにも行けなかったのでw

1年無料キャンペーンだったので、その時はほんと通信費0円でしたね。一人暮らし&楽天回線圏内に家がある&1日10Gくらいしか回線を使わない(ゲームとかしない)って人は楽天のテザリングのみで暮らしていけます。

あとは光回線を引くのがおすすめです。

 

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