職場には必ずと言っていいほど、仕事ができない人がいます。
僕も社会人になって7年目。合計5社を経験してきていますが、どの職場にも仕事ができる人とできない人がいます。
仕事ができない人がいると、周りもイライラしますし、自分の精神衛生上にも良くありません。
職場の雰囲気も悪くなりますし、一度そういう「嫌い」や「苦手」という感情が働いてしまうとなかなか元のニュートラルな状態に戻すのは大変です。その人が何かしたり発言するたびに誰かがイライラするし、毎日そんな人が近くにいると心が疲れてしまいます。
「仕事ができない」というのは本人にも悩みの種になります。
仕事ができない同僚がいるという悩みを持っている人だけでなく、自分が「仕事ができない人になってしまっているかも……」という悩みを抱えている人も是非下記の内容をチェックしておきましょう。
仕事ができない人の特徴!こんな人に出会ったら注意しよう
仕事ができない人の代表的な特徴です。
周りにこんな人がいたり、あなたはこんな特徴当てはまっていませんか?
スケジュール管理ができない人
スケジュール管理が苦手な人に仕事ができる人はいません。
基本的に仕事には納期というものが存在します。その納期を考えずに無理なスケジュールや怠惰なスケジュールを組む人は他のメンバーやクライアントにも迷惑をかけてしまいます。
自分やメンバーの仕事量や納期を考えたスケジュールを提示し、それに応じたタスクの量を洗い出して少し余裕を持ったスケジュール進行ができる人が仕事のできる人ですが、仕事ができない人は、まったくの逆です。
無理なスケジュールを引いた挙句、各局面でバタバタしているような人には要注意です。
言いわけや自分のミスを認めない人
仕事ができない人の一つの共通点として、ミスをしても自分の過ちと認めない人がいます。
そうして、小さなミスを放置したり、必要な知識や情報を身に着けないまま仕事に挑んだりします。総じてプライドばかりが高い人が行う行動です。
そうして失敗をしてしまっても、周りのせいにしたり、自分のミスだと認めないので同じ過ちを繰り返してしまうこともあります。
仕事への興味や意欲が少ない
仕事に興味が薄かったり、成長への意欲が少ない人のことです。
こういった人間にとって仕事は自分の能力を生かす場所ではなく、単純にお金をもらうための手段でしかありません。
仕事にそもそもの興味がなく、やる気もないのでパフォーマンスも当然のように低いのです。
自主的に改善や、発想をすることがないので、必要な業務とルーティンの決まった業務のみをする傾向があります。
コミュニケーション能力が低い・コミュニケーションが少ない
仕事をやるうえでコミュニケーション能力は重要な項目です。
いくらスキルを持っていても、コミュニケーション能力が低ければ、相手の要望や求めている形を100%聞き出せませんし、そこからさらに良いものを付け加えて120%の提案することはできません。
このコミュニケーションというものは奥が深く、単純に業務上のやり取りを遂行するために言葉が多いというだけではダメです。
相手と話しやすい雰囲気や関係性を保っているか?
大切なことを相談したり、解決したりできるという信頼関係があるか?という部分を含めてすべてコミュニケーションなのです。
「できる営業は90%の雑談と10%の仕事話」というのはよく聞く話かと思いますが、こういう人たちは雑談から関係性や信頼性を構築しています。
なんでも話せる、相談に乗れるという信頼関係があるからこそ、たくさんの情報を引き出して相手が求めているもの以上の結果を出すことができるのです。結果的にそれがさらなる信頼関係の構築にもなりますし、売り上げにもつながります。
そのコミュニケーション能力がない人とは本当に仕事がやりにくいです。
まず、会話が少ないのでこちらから話しにくい。
他の人とも会話が少ないので、社内で行われている他のプロジェクトとのこととかも、動きがリンクしていることも知らないだろうから関連性とか他の情報をすべて整理して伝えないといけない。そもそもこの人ってどこからどこまで知っているんだろう?
そんな疑念ばかりがわきあがります。
雑談でも良いので、話しやすいような人物になるというところは、この情報化社会が進んだ今、社会人にとって必須のスキルです。
優先順位の感覚がない|優先順位がつけられない
プロジェクトを進行するにあたって、優先順位の感覚は大切です。
ここ近日中に必ずやらなければいけないことがあるのに、3か月先でも良い仕事をやっている人は、やはり僕の経験上仕事ができない人が多いです。
本当に仕事のできる人は、優先順位の高いものを早めに開始し、その仕事も余裕を持って8割くらい完成させます。残りの日数でじっくりと考えてさらに仕事の完成度をブラッシュアップさせていくのです。
優先度の感覚がない人は、焦って完成度の低い仕事のまま提出します。問題点が見つかったときにそのリサーチや、対応方法が追い付かず関わる多くの人に迷惑をかけます。
周りに優先順位の感覚がない人や「あれ、それって今やるタスクだっけ?」と思うような行動をしている人がいれば、気を付けましょう。
時間に対する意識が低い(時間にルーズ)
遅刻もそうですが、最も厄介なのは人の時間を奪ってしまうこと。
よく、どうにも内容からずれた話を一生懸命に説明したりしている人がいますが、本当に時間の無駄です。
「で、それで結論は何でしょうか?」
と、とりあえず結論だけ聞けば大体わかることが多いので、結論だけ言ってもらうようにしましょう。
完璧主義
細かいどうでも良いところに時間をかけすぎて、ちっとも仕事が進まない人です。
完璧なものを提出しようと頑張りすぎるのは良いのですが、ちょっとした調べ事や口頭で話せばいい程度のことを、何十枚とレポートを作って提出してしまう人がたまにいます。
大した労力をかけなくていいことに、労力をかけてしまうのは無駄でしかありません。
体調管理が下手
体調管理ができていないと、そもそもの仕事のパフォーマンスは発揮できません。
いつも体調不良で遅刻がちや、大事な時に休んでしまうという人間は、仕事をまかせるほうも心配になってストレスになってしまいます。だいたいこのような人間は、単純に病気などではなく、夜更かしが多かったり、お酒の飲みすぎで寝不足など、自分を律することが不得意な人間が多いです。
メンタル管理が下手
体調管理もですが、メンタル管理ができない人間もかなり厄介です。
メンタル管理ができていない人間は、メンタルから体調不良をおこして休みがちになったり、常にイライラしたり周りに迷惑をかけて仕事の雰囲気を悪くしがちです。
トラブルの元にもなり、リスキーな存在ともいえます。
私の知っている限りでは、取引先にイライラをぶつけて、会社の大事な取引先に取引停止を言い渡され、マネージャーを降格という処分までみたことがあります。
仕事ができない人への対応・アドバイスは?
仕事ができない人とはできれば、一緒に仕事をしたくありませんよね。
しかし、仕事にマッチしていない人は必ずどこにでも紛れ込んでいるものです。
クライアント、同じチームのメンバー、後輩、上司……。出会う可能性は限りなく高いのです。そんな時、どうすれば対処できるのかをお教えします。いくつか挙げるので試してみてください。
指導で改善する
後輩や同僚など、対等もしくはこちらが上の立場の場合のみ使える方法ですが、やはり仕事ができない部分に関しては指導で改善をするのが根本的な解決策になります。
明確に指示を出す
「クライアントに提出用の書類つくっといて」
などといった大雑把な指示だと、仕事ができない人は悩みに悩んだ結果、的外れなものをあげてくることになります。確かにそれだけのコミュニケーションで思い通りの資料が出てくれば指示するほうはとっても楽なのですが、おおちゃくをしてはいけません。
「見本となる資料を提示する」ことや「グラフはどんな形でまとめるのが良いのか指示する」といったことをしたり、具体的に欲しい数値やトピックについての情報を整理「その情報はだれが持っているからヒアリングしておいてほしい等」まで指示しましょう。
手間はかかりますが、見当違いなものを持ってきて結局自分でやることになったり、もう一度説明して提出させるよりは断然効率的です。
どうしたいのか聞く
「どうすればいいですか? 教えてください」
という質問に対して「どうすればいいと思う?」と常々聞き返すようにしてください。
その習慣が身につくと、質問ではなく「〇〇しようと思うのですが」と答えを持ったうえで話し合いを始めることができます。間違いや優先順位が違う場合は、どういう理由でそれが違うのかを説明してあげましょう。
すると、自分から意欲的に仕事をするようになりますし、優先順位を考えて仕事をするようになります。
コミュニケーションをとる
ランチに行ったり、夜に飲みに行ったりしてコミュニケーションをとるようにしてみましょう。
問題点をヒアリングできれば、改善点が見つかったりアドバイスができるはずです。
上司に相談
僕の職場でよく発生するのが、取引先の担当者が仕事ができなくて、上長に相談して担当者を変えてもらうということです。
クライアント側だからできることですが、部下やチームメンバーなどがあまりに仕事ができないときは、上長に相談してみましょう。
仕事をサポートするべきなのか、チームから外すべきなのかの判断をしてくれます。
最初はほとんどの場合「手伝ってあげてくれ」という対応が多いと思いますが、相談が頻繁にあがるとなると、いよいよ別チームへの移動などそういった対応になります。本当に困った人が近くにいる場合は、早いうちに上司に相談しておくべきでしょう。
「わかりました」を信用しない。細かくチェックを行う
仕事のできない人は「わかりました」や「大丈夫ですやっておきます」と言いつつ期限をまもれなかったり、全然的外れな資料をもってやってきたりします。
そうなる前に、何度も「あの資料の件進んでる? 一回明日あたりチェックしたいんだけど」と確認を催促しましょう。
仕事ができない人に出会ったとき、イライラしない方法は?
仕事ができない人に出会ったとき、イライラしない方法についてです。
運動をしよう・体を鍛えよう
もうこれ、絶対オススメです。
これは、僕が日々ジム通いをしているからなのですが、運動はストレス発散になるのと、体を鍛えると同時にメンタルも鍛えられるので広い心をもって多少のストレスは気にならなくなります。
根本的な解決ではありませんが、ストレスを逃がしつつ、その許容値をあげることができる、めちゃくちゃいい方法です。
正直言うと、仕事できなくてイライラする人がようやくチームから外れたと思ったら、また次に入ってきた人がイライラさせる人だったり、取引先の人が仕事できない人だったり、別の原因でイライラしたり。そんなことって仕事している以上腐るほどありますからね。自分を鍛えてストレスの許容値をあげるのが一番効果的です。
僕もジム通いを始める前は、毎日ストレスがたまってイライラしていました。今では短期的なストレスはありますが、溜め込んだりそれで体調がわるくなってしまうなどといったことはありません。
相手に期待をしすぎない
イライラする原因の1つの要因として、相手に期待しているというのがあげられます。
相手に期待しすぎず、一つ一つ丁寧にコミュニケーションをとって指導や解決の道を探っていきましょう。
好きなものや好きなことを考える
メンタルケアの方法です。一時的な効果ですが、好きなことを考えることでイライラしているときは心が安らぎます。
どうしてもイライラしてしまって、集中できない、仕事に支障がでそうなときは、猫動画を見たり自分の好きなアーティストのことを考えたりして、気持ちを落ち着かせましょう。猫は結構おすすめ!
相手の立場になって考えてみる
相手を理解することで、その行動の原因が明確になってイライラしなくなるものです。
海外旅行に行ったときなど、貧しい国ではよくタクシーの交通料金をぼったくられたりして常に警戒してイライラしてしまいますよね。しかし、コミュニケーションをとるうち、その原因として相手の家族のこと、貧しくて余裕がない内情を知ったうえで、そういう行動をとっているのだと知ったらどうでしょうか?
旅行できるくらいには多少裕福な人からお金を少しばかりぼったくるのも、無理はないきがしますよね。
相手の立場になったり、少し自分という視野を捨てて第三者的な視線から物事をみることで、イライラは解消するものです。